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ぽこよ賞4 (BAFTA 英国アカデミー賞)
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写真左から:  デヴィッド・カントーラ、ギレルモ・ガルシア、キャサリン・ハート、アン・ブローガン、ジョナサン・ドイル



要約
写真は、午後7時半、Hotel London Miltonで撮ったもの。ロビーで集合した後、かなり広い会場の予約席で、シャンパン・カクテルを飲んだ。僕たちの席にいたのは、 アン・ブローガン(製作総指揮)、デヴィッド・ジョンソン (Financial Director)、キャサリン・ウィリアムズ(Script Editor)、Giles Ridge (Head of Production)、エマニュエル・Namiech (Int'l Sales Exec.)、そして、グラナダ・キッズとグラナダ・インターナショナルからリンダ・McNaughton (Post-Pro)、コスグローブ・ホールからジョン・ドイル(製作総指揮)それから、僕たち3人、Kath Hart (製作総指揮)、ギレルモ・ガルシア(共同監督)と僕(共同監督)。Kath、ギレルモと僕は、前の晩にスペインから来て友達のところに泊まった。

賞のプレゼンテーションが5,6個ほどあった後、僕たちがノミネートされている賞の番になった。「Charlie and Lola(チャーリーとローラ)」、「The Koala Brothers(コアラ・ブラザーズ)」、そして「Postman Pat」に続いて「ぽこよ」がスクリーンに映り、ものすごい拍手が湧き起こった。ものすごく、感動したよ。僕の心臓はバクバクしていて、同じテーブルの仲間もそうだったに違いない。

思わず、祈る…。

そして、その時は来た。「受賞者は………、『ぽこよ』」

宙にも舞い上がるような気分だった! 僕たちみんな、興奮していた。アンは陶酔し、ジョンも…。彼らにとって、すばらしいことだろう、この数ヶ月、悪いニュースがあった後だから。

グラナダ・キッズはなくなるのだ。そう、信じられない。

テレビは、お金がすべてだ。ビジネス・プランがうまくなければ、会社やプロジェクトはおしまいだ。今回のことを解説すると、1.イギリスのOFCAM(OFCOM?)がお菓子やジャンクフードのCMを禁止した。これはいいことなんだけど…、2.その結果、子供番組について、ITVのビジネスプランを見直すことになった。3.マーケティングの観点から、グラナダ・インターナショナルはグラナダ・キッズを切ることにした。4.グラナダ・キッズだけでなく、多くのプロデューサーが見放されることになった。とても残念なことだ。それに、このことで他の国から子供番組を輸入することになるんじゃないかな、スペインみたいに。

とにかく、一緒にやってきたアンのことは本当に残念だ。彼女にはいくら感謝しても足りないくらいだ。

この賞を、ぽこよのために奔走した仲間として、アンとジョンにささげたい。彼らから、多くを学ばせてもらった。もちろん、グラナダの人たちにも。

みんなにこうした内情を知ってもらえたら、こういった賞が僕たちにとっていかに価値あるものかきっと分かってくれると思う。確かにアヌシーの賞はすばらしいよ。でも、今回の賞はベスト幼児向け番組賞だ! それから、ここ(元ブログのコメント)に書いてくれているみんなのおかげだよ! そして最後に、今の冒険を実現させたジンキア・チームにスペシャル・サンクスを送りたい。

元ブログ記事-Pocoyo Awards IV (BAFTA)
by transworldcafe | 2007-03-09 00:00 | ぽこよの賞
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